船井デジタル道場

Digital Dojo

テーブル外に知りたい情報を出す『テーブル内フィールド計算プラグイン』の設定方法

公開日:2022年10月09日
わだぼー

皆様こんにちは!わだぼーです!
船井総合研究所に勤務しており、kintoneを導入される企業様のサポートを行っております。「この作業どうにかならないかな?」などの悩みに関してkintone使って解決できる機能をご紹介しています!
他の記事もぜひご覧ください☆

わだぼー

今回はテーブル内フィールド計算プラグインの設定についてお伝えします。
「テーブル内の値や文字をテーブル外に出したい」と思っていらっしゃる方は必見です!

kintoneのテーブル機能を使っていて、行を増やしすぎてパソコンの1画面の収まらず、直近の内容を知るために、画面スクロールして確認している。ということありませんか?

例えば、kintoneで商談を管理するアプリを作成していて、商談の履歴をテーブルを利用して記入していっている場合、下記のように記入していくと思います。

このような場合に、「このお客様に最近対応した日を知りたいな~」と思っても、スクロールして一番下の行を見に行くの、ちょっと手間ではありませんか??

そんな時に役立つのがテーブル内フィールド計算プラグインです。

頻繁に確認する内容をテーブル外のフィールドに出すことが出来るので、スクロールして探す手間を省くことができます!

他にも、テーブルの中に「金額」や「数量」を入力する欄を設けていた場合、「最も高い金額(数量)」や「最も低い金額(数量)」を出すこともできます!

『テーブル内フィールド計算プラグイン』とは

『テーブル内フィールド計算プラグイン』とは、テーブル内の値を条件に基づきテーブルの外のフィールドに出すことができる機能のことです。
主に以下2つの場合に用いられます。

①特定の値を知りたい場合

「直近の対応日を確認したい」「見積もりの最高額を知りたい」などの特定の値を見たいときに便利です。
値は大きく分けて2つあります。
1つ目は日程です。テーブル内にある初回の対応日や直近の対応日、受注日などをテーブル外に出すことが出来ます!

【直近の対応日】


2つ目は金額です。見積もりの中で最低値と最高値を出すことが出来ます!

②テーブル内の内容を文字結合させたい場合

「案件に関係する担当者を知りたい」「フォルダ名やファイル名に商品名を結合させたい」などテーブル内の内容を文字結合したい時に用います!

今回はその中から
1⃣直近の対応日をテーブル外に出す機能 2⃣案件に関係する担当者をテーブル外に出す機能をご紹介します!

設定後の画面

『テーブル内フィールド計算プラグイン』の設定方法

事前準備:テーブル外に出したい項目フィールドの追加

「直近の対応日」と「案件に関係する担当者」をテーブル外に出したいので、まず日付フィールドを用いて【直近対応日】と、文字列(1行)を用いて【担当者】フィールドを追加します。

プラグインをダウンロードします

プラグインはTiS様のサイトからダウンロードが可能です。

ページ中央部分の無料DLの横にある「ダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。

その後、ダウンロードしたプラグインをアプリに追加します。
追加方法はこちらの記事をご覧ください。

※DLしたファイルは解凍せずにzipファイルのまま使用します。

プラグイン設定を開きます

アプリの右上にある歯車マークをクリックし、設定タブ内「プラグイン」をクリックします。

『テーブル内フィールド計算プラグイン』の右横にある歯車マークをクリックします。

【【直近の対応日をテーブル外に出す場合】プラグインの設定を行います】

下記の画像がテーブル内フィールド計算プラグインの設定画面です。
計算元フィールドは、テーブルの中にある知りたい項目を選択します。
結果表示フィールドは、テーブル外で表示させたいフィールドを選択します。
計算方法は、「連結」「最小」「最大」と選択できますので抽出したい条件に沿ったものを選択します。
今回の場合は、テーブル内の直近の対応日をテーブル外にある直近対応日フィールドに表示させたいので以下の設定になります。
また、プラグイン設定時以前のレコードのデータも計算したい場合、「一覧画面に一括更新ボタンを配置する」にチェックを入れておきます。これによって、プラグイン設定以前のレコードのデータに対して一括更新する(一括で計算させる)ボタンを設置することができます。(後述にて詳細を記載)

【直近の対応日】

【【案件に関係する担当者をテーブル外に出す場合】プラグイン設定を行います】

2つ目のプラグインの設定をする場合は「+」マークをクリックし設定を追加します。

テーブル外に担当された名前を表示させたいので以下の設定になります。区切り文字を「,」、「重複する値は省く」にチェックをいれることで名前の重複がなくなり、2人以上いる場合は名前の間に「,」を表示する事ができます。担当者が1人の場合もそのままテーブル外に表示することが出来ます。

【案件に関係する対応者】

設定が完了したら、【保存】をクリックして以下の画面にある【アプリを更新】をクリックし更新をします。

設定後の表示確認

一覧画面に戻ると先ほど設定した「テーブル一括計算」ボタンが表示されているのでクリックすると設定が更新されます。

レコ―ドを確認すると以下のように、直近対応日に「2022-09-05」と最新日が表示され、担当者に「和田,大森」が反映されました。
今までテーブルから一つ一つ探していた項目がテーブル外に出すことで一目で確認することが出来ます。

最後に

いかがでしたでしょうか?
日程や担当者などを登録・管理するには便利なテーブルですが、その中から必要な情報を一目で分かるようになるのが「テーブル内フィールド計算プラグイン」です!
船井ファストシステムご利用の企業様はオンラインサポート(チャットもしくはWEBミーティング)にてご不明点のご相談も受けております。
この機会にテーブル内の情報を整理くださいませ。